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落雪注意!高野山・大伽藍~17日は山麓も雪警戒

和歌山県高野町の世界遺産・高野山(標高約850メートル)は、今冬、早くも積雪し、高野山真言宗総本山・金剛峯寺の壇上伽藍(だんじょうがらん)では、「落雪注意」を呼び掛ける看板が立てられた。今は屋根の積雪もほとんど解けているが、17日には大寒波が襲来、平野部も含めて、強風や大雪の恐れもあり、細心の注意が望まれる。
高野山は、12月15日の段階で、全山真っ白に雪化粧。金剛峯寺の檜皮葺(ひわだぶ)きの大屋根も、境内も一面雪に覆われ、係員がせっせと雪かきをした。
午後になっても、気温は氷点下のままで、境内隅の池には薄氷が張る中、大勢のお遍路さんや、リュックサックを担いだ観光客が続々と参拝、記念写真を撮っていた。
近くの壇上伽藍(だんじょうがらん)では、真言密教のシンボル・根本大塔や、金堂の屋根など、至るところ雪に覆われ、その雪の塊(かたまり)が、大きな音を立てて、次々と落下している。
金剛峯寺は「頭上より雪が落下しますので、ご注意ください。ロープ内は危険ですので、立ち入らないよう、お願い致します」と書いた看板を設置、注意を呼び掛けていた。
一方、高野山の麓(ふもと)では、12月6日、今冬初の積雪となったが、それもすぐに解けている。最近は時折、風花(かざはな)が舞う程度だったが、12月17日には、高野山だけでなく、平野部でも強風、積雪の恐れが出ている。
行政や警察では、強風による飛来・落下物はもちろん、高野山と山麓のまちを結ぶ道路、京奈和自動車道、国道371号バイパス、橋梁などの積雪、凍結、スリップなどに注意するよう、呼びかけている。
写真(上)は高野山・壇上伽藍の金堂の屋根から次々と落下する雪の塊。写真(中)は雪に覆われた高野山真言宗総本山・金剛峯寺。写真(下)は雪化粧した壇上伽藍・御影堂。


更新日:2014年12月17日 水曜日 00:00

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