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富貴ランや山野草「見に来てね」…紀北愛蘭会
紀北地方のラン愛好家でつくる「紀北愛蘭(あいらん)会」(岩本憲一会長)主催の「富貴蘭(ふうきらん)・山野草(さんやそう)展」が、7月7(土)8(日)両日、和歌山県橋本市高野口町向島の同市産業文化会館(旧アざレアホール)で開かれる。入場無料。
展示されるのは、会員22人が丹精込めて育てた「高野の華」「富貴殿(ふうきでん)」などの富貴ラン約150鉢と、「石斛(せっこく)」「斑(ふ)入り植物」などの山野草約150鉢の計300鉢。
当日、ランの出来栄えを審査し、知事賞や伊都振興局長賞、橋本市長賞など計9点の入賞作を決めて表彰。〝特等席〟で披露される。また、富貴ランや山野草の即売(1鉢500円~30000円)コーナーも設けられる。
橋本市三石台の高井順三さん(60)は出展者の一人。同市妻のビニールハウス内で富貴ラン100鉢、羽蝶(うちょう)ラン150鉢、山野草6000鉢を栽培している。
橋本・林間田園都市のマンションに住んでいた平成5年(1993)ごろに、初めてベランダで栽培したところ、その可憐(かれん)さと、香りに魅了され、3年後、三石台の一戸建て住宅に移住してからは、自分の庭と、大阪・泉南の知人に借りたトマトハウスで、本格的に栽培するように。
さらに昨年12月には、同市妻に土地を借りて、ビニールハウスを建て、すべてのランをここに移し、丹精込めて育てている。高井さんは「ランは、肥料を与え、水をやり、心を込めると、それには美しさと香りで応えてくれます」と、楽しそうに話した。岩本会長は「今年はとても開花状態がいいと思います。ぜひ、ご覧ください」と言っている。
ラン展の時間は、7月7日午前10時~午後5時、同8日午前9時~午後4時。連絡先は岩本会長(電話090・7490・3303)。
写真(上)は高井さんが丹精込めて育てているランの数々。写真(中)は「高野の華」など美しく咲いたランの花。写真(下)は見事に咲かせた「高野の華」を披露する高井さん。