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ウクレレ演奏お年より魅了~テレビ和歌山の面々
テレビのディレクターやアナウンサーら、テレビ和歌山(和歌山市)関係の仲間たちでつくる「金曜ウクレレ倶楽部」(山本郁雄部長)が、和歌山県橋本市隅田町の特別養護老人ホーム「ひかり苑・天佳苑」(堀畑光久理事長)交流センターで、ミニコンサートを開き、入所しているお年寄りらを喜ばせた。
演奏奉仕した辻田昌司さんと日根正博さんは、テレビ和歌山の番組ディレクターとして、和歌山県政番組や報道番組、バラエティ番組などで活躍している。女性部員の猿渡ゆかさんは、情報番組「@あっと!テレわか」に出演中のフリーアナウンサーで、西川有可里さんも、テレビ和歌山の元リポーター。部長の山本さんは、テレビ和歌山の局内で喫茶店を経営している。
この日、演奏会の弟1部は、ハワイアン「Aloha oe (アロハ オエ)」でオープニング。ハワイアンだけにこだわらず、加山雄三さんの「お嫁においでよ」や、坂本九さんの「上を向いて歩こう」、さとう宗幸さんの「青葉城恋唄」などを、巧みに奏でると、お年寄りらはうっとりとした表情で聴き入った。
また、童謡「浜辺の歌」の演奏の調べに乗って、猿渡さんと西川さんが、お年寄りの傍で歌うと、お年寄りも懐かしそうに歌いだし、歌声は世代を超えて、会場は楽しい雰囲気に包まれた。
第二部では、昨年夏、本紙「ひまわり畑でミニコンサート」で紹介した会社社長の大野和彦さん(橋本市東家)と、「ひかり苑・天佳苑」介護士の松本直樹さんが、ギターやウクレレを抱えて、岡晴夫さんの「憧れのハワイ航路」などを演奏。客席から「また来てね」と笑顔がこぼれ、大きな拍手が起きていた。
同倶楽部は、同僚から旅行土産にもらった〝ウクレレ〟がきっかけとなり、2007年2月に結成。毎週金曜日、仕事を終えた後で練習し、毎年5、6回、社会福祉施設へ慰問演奏に出向いている。メンバーらは「将来はこれを毎月1回に増やしたい」と抱負を語った。堀畑理事長は、ミニコンサートの演奏風景を自分のカメラで撮影し、施設内に掲示。「皆さんは、お年寄りに楽しい時間をつくってくれました。他の施設でも、温かく演奏活動していると聴いて、うれしい限りです」と、謝辞を述べていた。
(山田和則記者=ボランティア)
写真(上)は、お年寄りと一緒に歌う猿渡さんと西川さん。写真(中)はギター、ウクレレ演奏する大野さんと松本さん。写真(下)はお年寄りを前にウクレレ演奏する「金曜ウクレレ倶楽部」のメンバーら。