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お月様、秋刀魚焼き、サンタ飾り…高齢者巡る季節

和歌山県橋本市隅田町の特別養護老人ホーム「ひかり苑・天佳苑」で、今年10月にはフェニックスの大樹に満月が出て、11月には秋刀魚(さんま)焼き行事、そして12月はクリスマス飾り…と季節は移り、高齢者らは静かに〝晩年の風景〟を楽しんでいる。
10月27日、同苑の通路沿いの3本のフェニックスの空に十六夜(いざよい)の月が出た。フェニックスは日本たばこ産業橋本工場の庭で育ち、工場の撤退後は、同苑が引き取って移植、丹精込めて世話している。それだけに、その大葉を照らす十六夜(後の月)の美しさは格別だった。
11月7日は、天佳苑の玄関前で、〝秋刀魚の炭火焼き〟が行われた。和歌山市和歌浦南の南陽食品がプレゼントした〝灰干し秋刀魚〟と、施設が用意した松茸(まつたけ)やサツマイモを炭火で焼くと、その香りが漂い、車椅子の高齢者らは大喜び。〝海山の幸〟に舌鼓を打った。
12月に入ると、両苑の玄関や食堂、廊下はクリスマスの装飾品でいっぱい。玄関には雪だるまの親子の風船が立ち、廊下ではトナカイや星、ベルなどの飾り、食堂ではサンタクロースの人形がロープをよじ登っている。子供たちに何かをプレゼントする様子だ。
若い介護士たちも、サンタクロースやトナカイの格好に仮装して、高齢者の前でにっこり笑い、食事介助したり、車イスを押したり。高齢者らは元気に日々を送っていて、「もうクリスマスですか?」「もういくつ寝たらお正月♪」などと目を細めている。
写真(上)は「ひかり苑・天佳苑」のフェニックスを照らす十六夜の月。写真(中)は高齢者らの前で行われた灰干し秋刀魚の炭火焼き。写真(下)は施設の廊下に吊るされたクリスマスの飾り。

更新日:2012年12月22日 土曜日 22:40

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