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秋の味覚〝イガグリ〟実る…高齢者施設の栗山

和歌山県橋本市隅田町の〝栗山〟にある特別養護老人ホーム「ひかり苑・天佳苑」(堀畑光久理事長)の栗林で、くりくりした栗が実り、本格的な秋の訪れを告げている。9月下旬には、イガグリ(毬栗)を集めて、デイサービス利用者に「栗むき」を体験をしてもらうことになっている。
同施設の栗山は約5ヘクタール。秋には全山、山栗に覆われるが、平成8年(1996)に同施設を開設した際には、丹波栗の木を約20本植えた。最近では甘い山栗とともに、大きな丹波栗も沢山実っている。
ボランティアで栗山の手入れをしている元・橋本市議の森安欣吾さんの話では、8月下旬から9月初めにかけて、青いイガグリが枝から落ち始めた。毬の中には、茶色の実が詰まっており、「初物」として施設の皆さんに見せたところ、お年寄りらは「うまそうや」「秋やなあ」と大喜び。
恒例の「栗むき体験」は、森安さんらの介助で、火バサミなどを使って、毬の中から栗の実を取り出す。その栗の実は、利用者の土産にしたり、〝栗ご飯〟にして入所者に味わってもらったりする。
森安さんは「今年は猛暑続きだったので、栗の実はやや小ぶりですが、味は至って上々です。〝実りの秋〟を感じていただければ、うれしいです」と、目を細めていた。
写真(上)は今秋の初物、栗の実を披露する森安さん=ひかり苑・天佳苑で。写真(中)はやや小ぶりだがおいしそうな栗の実。写真(下)は見事なイガグリが出来た施設の栗林。


更新日:2013年9月6日 金曜日 09:25

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