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〝モンロー〟や〝小石〟作品など魅了~ヒロ画廊

現代芸術の巨匠・ウォーホルらの作品と、わが国で異彩を放つ高野山・無量光院在住の光子・クブリらの作品を対比させた「マリリンモンローと現代アート作品展」が、3月2日(金)、和歌山県橋本市学文路861の「ヒロ画廊」で始まった。同画廊の廣畑政也代表は「いずれも素敵な作品ですが、気軽に自由に、ご覧ください」と言っている。3月11日(日)まで。入場無料。
ウォーホルの作品は、マリリンモンローの顔をクローズアップしたシルクスクリーン2枚。その1枚は赤をベースに黒で彼女の目鼻口を彩色し、もう1枚は赤、ゴールド、シルバー、黒で構成して、明るい雰囲気に仕上げている。
この2枚の作品をよく見ると、たとえ同じマリリンモンローの表情でも、彩色の施し方次第で、あやしくもなり、さわやかにもなることが伝わってくる。
一方、光子・クブリの作品は、「瞑想」のタイトルで、おびただしい数の小石を、いずれも紙縒(こよ)りで丁寧に結び、額縁に並べて飾った作品6点。例えば、高野山麓の玉川峡(紀伊丹生川)で拾った70数個の小石は、それぞれ宝石のように輝いているし、他に太古の鏃(いしやじり)のような形をした小石も額縁の中で整列。また、小石ではなく、繭玉(まゆだま)3つを、紙縒りで結んだ作品もある。
長い歳月をかけ、只今、こんな形になった小石…。出会った女性作家が、一つ一つ大切に拾い上げ、紙縒りで結んだうえ、「さあ、どうぞご覧下さい」と披露したような作品。光子・クブリは「長い歴史を持つ石に、約20年前から興味を持ち、集め始めました。じっと小石を眺めて、何かを感じていただけたらうれしいです」と話した。
他にD・ホックニー、リキテンシュタインや赤松功、世一安子の作品など約30点が展示されている。廣畑代表は「作品に圧倒されるか、手元に飾りたくなるか、ぜひ御高覧ください」と言っている。
開館時間は午前11時~午後6時。場所は学文路小学校の西隣。南海高野線・学文路駅下車、東へ徒歩約8分。産直市場「やっちょん広場」から車で約5分。問い合わせはヒロ画廊(0736・32・8320)。
写真(上)はウォーホルの作品「マリリンモンロー」。写真(中)は光子・クブリの作品「瞑想」6点中の1点。写真(下)は光子・クブリとその作品。


更新日:2012年3月3日 土曜日 00:09

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