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豆電球ほどの〝山柿〟かわいく熟す~玉川峡
和歌山県橋本市など高野山麓を流れる玉川峡(紀伊丹生川)堤防で、珍しい〝山柿〟が豆電球ほどの小さな実を無数につけ、観光客を驚かせている。
場所は、同市北宿で建設中の温泉宿泊施設「やどり温泉いやしの湯」前の〝宿橋〟のたもと。2本の〝山柿〟が堤防に根を張り、樹齢70年以上、高さ約3メートルで、直径3センチ程の沢山の柿に覆われている。
地元の自然をよく知る人たちは、「この〝山柿〟は渋柿だが、柿の尻に星型が4個あるのは渋く、3重の黒い輪があるのは甘い。もっとも熟せば、みんな甘い」と説明してくれた。
玉川峡は清流で、岩が美しく、そこに柿の色が似合う。たまに、落ちアユの影が〝山柿〟の下を走る。温泉施設は来春オープン予定で、観光客らは「早く温泉に入り、この自然の風光を愛でたい」と、山峡の温泉開きを待っている。
更新日:2011年11月18日 金曜日 19:37