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紀州・玉川に湖産・海産アユ13万匹を放流
関西の渓流釣りの本場、和歌山県橋本市、高野町、九度山町を流れる玉川(紀伊丹生川)で、今年も稚アユの放流が盛んに行われている。放流数は4月16、17両日で琵琶湖産アユ計約12万匹(900キロ)、同18日には人工海産アユ約1万匹(200キロ)の計約13万匹にのぼる。
17日は午前8時ごろ、玉川・犬戻り付近に、滋賀県新居浜市から、トラックの水槽に満杯にした稚アユが到着。玉川漁業協同組合の組合員約20人が、稚アユをポリバケツに移して川原まで運び、次々と放流した。この朝の水温は9・2度と冷たがったが、稚アユはやっと清流に自由を得て、木の葉を散らすように元気よく泳ぎまわった。
今年のアユ解禁は6月5日(日)で、入漁料は年券8400円、日券3150円。上西進組合長は、「今、湖産アユは体長8センチ前後ですが、アユ解禁時には18~22センチに成長します。玉川は岩が多く、起伏に富み、水流が激しいので、アユの身が引き締まって、格別おいしいです」と自慢していた
更新日:2011年4月17日 日曜日 22:00