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カモの水尾かがやく♡橋本・寒波の中〜10羽仲よく

雪まじりの寒波がやってきた1月7日、和歌山県橋本市原田の通称「中池(なかいけ)」で、約10羽のハシビロガモ(嘴広鴨)が飛来・遊泳し、楽しい風景を繰り広げた。
ハシビロガモの雄(おす)は、頭が緑色で胸が真っ白、わきから腹にかけて、栗色で全体に鮮やか。雌(めす)は、全身褐色(かっしょく)で地味な色合い。
この日の橋本の最低気温はマイナス2度、最高気温も5度という冷え込み。正午頃から平野部でも雪が舞った。
それでもハシビロガモは、名前通りの広い嘴(くちばし)で、夫婦仲よく水草を食べ、プランクトンの多い水を口にふくむ。独身のカモが、勢いよく前進すると、池一面に長い水尾がひろがり、命のパワーがきらきらと伝わってくる。
日本野鳥の会和歌山県支部の中西正和(まさかず)副会長の話では、ハシビロガモは極寒のシベリア方面からの渡り鳥。紀の川に水草がないので、溜池で越冬して、暖かい5月頃に北の国へ帰ることになる。
写真(上)は長い水尾を曳きながら近づくハシビロガモの影。写真(中、下)は遠ざかる独身ガモと水尾のかがやき=手前は仲よく水草をあさるカモの姿。


更新日:2021年1月8日 金曜日 00:00

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