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野鳥のブローチ作りに挑戦~紀見小で親子ら30人
日本野鳥の会和歌山県支部幹事の中西正和さん(68)(同県橋本市御幸辻)は、8月2日、橋本市柿の木坂の市立紀見小学校で、夏休み中の子供たちに「野鳥のブローチ作り」を指導。参加した子供たちは「世界でたった一つの私の作ったブローチ」と大喜びだった。
この日、市内の約30人の親子が参加。郷土の「ひだまり学習体験棟」館長でもある中西さんが、「昨年は野鳥の巣箱作りに取り組み、今、杉村公園の木々に掛けていますが、すでに沢山のヤマガラが住みついています」と、自然の朗報を紹介。
この後、子供たちは、中西さんの説明を聞きながら、「コミミズク」「カワセミ」「ウソ」「アオゲラ」「ヤマガラ」の6種類の野鳥図を参考に、ブローチ作りに挑戦した。保護者は紙ヤスリで野鳥の形を整え、子供たちは、すでに野鳥の形に整えられた木に、それぞれ白く下塗りをし、その上に絵付けしていった。出来上がった「野鳥のブローチ」は、いずれも体長5~6センチの、かわいくて、カラフルなものばかり。今にも飛び立ちそうな姿、ピーピーッと鳴きそうな顔に仕上がった。
中西さんは、途中、「これは『ウソ』という、ほんとうの『鳥』です。ピーピーと口笛をふいているような声にたまされます」と言って笑わせたり、「コミミズクは紀ノ川の河川敷にも、杉村公園にもいて、ホーホーと鳴いていますよ」と、自然の営みの素晴らしさを紹介したり。
母子で参加した梅山純子さんは「子供も私も、野鳥やブローチに興味があり、夏休みの宿題・工作を兼ねて参加しました」と、次女で紀見小1年の春香ちゃん(6)の絵付けぶりを、やさしく見つめ、春香ちゃんは「小鳥大好き、ブローチ作り、とても面白い」と明るく笑っていた。