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蓮の花と果托に時空あふれ♡橋本フォトクラブ写真展
一人一人のカメラマンの個性を尊重する、和歌山県橋本市の「橋本フォトクラブ写真展」が12月3日、同市東家の橋本市教育文化会館4階で開幕した。
5日(日)まで。観賞無料。
会員21人がテーマも、被写対象も、撮り方も、すべて自由に取り組んだ作品約100点を出展し、うち14人が5~8枚の組写真を紹介している。
例えば、中野光造(なかの・みつぞう)さんは「蓮華一座」(8枚組)を出展。そこには咲き始めた薄緑の花、色鮮やかな満開の花、しぼんだ花、散る花などがありありと並ぶ。
その花蓮(はなはちす)の中央で、実を結んでいく花托(かたく)、花が散り果てて、やがて実を飛ばすことになる果托(かたく)までを丁寧に紹介。命と時空の物語を感じさせている。
米坂須美子(よねさか・すみこ)さんは「居場所」(6枚組)を出展。捨て鉢や側溝、コンクリートの割れ目などに咲く草花をクローズアップ。草花それぞれの宿命と力強さを見せている。
同フォトクラブの濱口進(はまぐち・すすむ)会長は観覧と入会を呼びかけ、元会長で市展委員長の大谷憲裕(おおたに・のりひろ)さんは「来年、クラブ創立50周年を迎えます。立派な記念誌を出版するつもりです」と話していた。
開館時間は午前9時~午後5時(最終日は同4時)。問い合わせは濱口進(はまぐち・すすむ)会長(電話=0736・32・0443)へ。
写真(上)は中野光造さんの見事な「蓮華一座」。写真(中)は米坂須美子さんの「居場所」。写真(下)は橋本フォトクラブの写真展。
更新日:2021年12月4日 土曜日 00:00