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長〜い棚雲、山河潤う♡橋本・立冬から早や半月
立冬から半月経った11月22日、和歌山県橋本・伊都地方は、久方ぶりの雨をいただき、山河はしっとりとして、長い帯状の雲が棚引いた。
この日の橋本市の気温は11〜16度で、朝は小雨が降り、午後は時々、土砂降りとなった。
とくに午前中は、紀の川南側の国城山、雨引山、竜門山と、同川北側の金剛葛城山系の山脈に、途方もなく長い霧状の棚雲が浮かび、今冬初の光景を繰り広げた。
同市東家の高台に立つと、その国城山をバックにして、旧橋本小学校・校庭のメタセコイヤの巨樹が雨に濡れ、黄葉の彩りを深めている。
さらに同市恋野の本田池(ほんでんいけ)の堤では、眼下に名高い恋野米の刈田がひろがり、楓紅葉(かえでもみじ)の向こうでも、棚雲の葛城山が霞んでいる。
同市岸上の喫茶店では、高齢男性2人が「山も畑も、きょうは有難い雨やな」「そうそう。でも今後、急に寒なるらしい。コロナも風邪も、気いつけなよ」と話していた。
写真(上)は棚雲のきれいな国城山。写真(中)は橋本の市街地と山脈の景色。写真(下)は国城山系をバックに旧橋本小のメタセコイヤの黄葉。
更新日:2021年11月23日 火曜日 00:00