ニュース & 話題

三日月、満月へ刻々と♡橋本の空〜仰げて良かった

一生に一度しか見られないという「月食&満月」が、快晴に恵まれた11月19日夜、和歌山県橋本・伊都地方で眺められ、市民を感動させていた。

この月食は、月の97%以上が地球の影に隠れるという、ほぼ皆既の部分月食で、この光景を見られるのは140年ぶり、次は64年後になるという。

真っ暗になった午後5時20分頃、橋本市東家の橋本川の松ヶ枝橋・西側たもとに立つと、対岸堤防のハナミズキ並木の空に、三日月が現れている。

よく見ると、それは月の大部分が地球の影におおわれていて、わずかに日差しを受ける一部分が、スマートな三日月の形をなしていた。

やがてそれが、刻々と太りつつ、1時間後には上弦の半月、さらに午後8時頃には、一点の曇りもない、まん丸い名月となった。

真言律宗・妙楽寺の愛宕山付近に立つと、JR・南海橋本駅の空に、その名月が輝いて、紀の川両岸の山々は、まるで影絵のように浮かび上がり、電車の車窓明かりは、帯状になって往来する。

橋本川近くの若者は、「今夜のお月さん、スマホ撮影は出来なかったけど、自分の心にちゃんと写した」と言い、愛宕山付近を通りがかった高齢者は、「素晴らしい天体ショーに出会えて、ありがたい」と話していた。

写真(上)は細い月から上弦の月に変化。写真(中、下)は橋本駅の空に輝く初冬の満月。


更新日:2021年11月20日 土曜日 00:00

関連記事

ページの先頭に戻る

  • 標準
  • 大
  • RSS
  • サイトマップ

検索

過去の記事