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注意!電子マネー悪用詐欺〜コンビニで警察阻止訓練
高額の電子マネーを購入させる特殊詐欺の被害を防ごうと、和歌山県警かつらぎ警察署は11月17日、管内のコンビニエンスストアで、水際阻止の模擬訓練を行った。
署員が客(被害者)役をつとめ、かつらぎ町のコンビニ店の女性店員が、注意喚起役を担当した。
訓練では、コンビニを訪れた客が、高額の電子マネー購入の際、女性店員が丁寧に注意を促し、別の店員が警察に通報。駆けつけた署員が事情を聴いて、被害を防いでいた。
同署は最近、制作した「特殊詐欺被害防止カード」を、管内のコンビニなどに配布、各店舗はレジ付近などに掲示。そこには「お金を送れと言われていませんか?」「それはサギ!」「電子マネーを買って、番号を教えて」と言うのは「要注意」などと書かれ、注意を喚起している。
同署生活安全刑事課の谷岡慎吾(たにおか・しんご)課長は、「このような訓練を通じ、皆さんの協力を得ながら、被害を防ぎたい」と話していた。
県内の今年10月までの電子マネー悪用・架空請求詐欺被害は11件(約415万円)にのぼっている。
写真(上)は特殊詐欺からの電話に誘われながらコンビニでカードを手にする被害者。写真(中)は被害者に注意を促す女性店員。写真(下)は同署が被害防止を呼びかける特殊詐欺被害防止カード。
更新日:2021年11月18日 木曜日 00:00