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感激、きものの祭典♡橋本〜平安装束・着付けなど
「きものの祭典in橋本〜和を感じて・和を紡いで〜」をタイトルとする、和の伝統着物ショーが文化の日の11月3日、和歌山県橋本市の産業文化会館で開かれた。
紀の国わかやま文化祭2021実行委主催。新型コロナ感染防止策で、約200人が検温、手指消毒、マスクを着用、間隔をあけて観覧した。
最初に一般社団法人民族衣装文化普及会のメンバーが登場。邦楽に乗せて、振り袖や普段着、平安時代の王朝装束・十二単(じゅうにひとえ)の着付けをしなやかに披露。客席から「日本文化って、やっぱり素晴らしい」という声がもれる。
次に、「車いす着付け」に出演したのは宇治田(うじた)いさこさん。宇治田さんは花見の際、皆が着物姿なのに、車いすの人だけが洋服姿なのを見て、日本理美容福祉協会で学び、車いす着付け講師となった。車いすのモデル女性に和装を施すと、大きな拍手が起きていた。
最後に全国大会で文部科学大臣賞(1位)を受賞している県立橋本高校・邦楽部の12人が、あでやかな着物姿で出場。
先輩の冷水乃栄流(ひやみず・のえる)さん作曲の「紀の川メモリーズ」や、江戸時代の「六段の調」(富田耕朗・編曲)などを奏でると、客席は美しい箏の音に心和ませていた。
写真(上)は着付け後に披露された王朝装束などの美しさ。写真(中)は車いすモデル女性の着付けを披露する宇治田さん。写真(下)は「六段の調」を演奏する橋本高校・邦楽部。
更新日:2021年11月4日 木曜日 00:00