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平成の大絵馬十二支ずらり♡高野口公民館で作品展

名高いパイル織物のまち、和歌山県橋本市高野口町の高野口商工同友会は、かつて高野口八幡神社に奉納し、保存していたパイルコラージュの大絵馬(十二支)を、高野口地区公民館の表に展示した。

11月30、31両日は、同館内で市民の作品展があり、商工同友会の佐藤正(さとう・ただし)会長は「ふる里の産業を象徴する大絵馬なので、ぜひ、ご観覧ください」と言っている。

この大絵馬は縦約1・8メートル、横約2・7メートルで、白木板にパイルの端切れを貼り、「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」と、各年の干支(えと)の姿を凛々しく表現している。

九度山町の西村梧桐(にしむら・ごどう)さん(故人)の指導で年末、会員らが約1か月がかりで製作。大絵馬を担いで、同神社の長い石段を上り奉納し、人々の幸せを祈ってきた。

今回、会員が大切に保存してきた、平成13年(2001)の巳年(みどし)から、同24年(2012)の辰年(たつどし)までの大絵馬12枚を、同公民館の表と民家わきに出展している。

佐藤会長は「滅多に見られない素敵な大絵馬です。唯、保存が難しいので、展示後は希望者に進呈する方針です。今のうちにじっくり観覧して、心に刻んでください」と話していた。

一方、同館内では30日(土曜・午前9時30分~午後5時)と31日(日曜・〜同3時)、サークル会員や一般市民の絵画、陶芸、手芸作品など183点を展示。観覧無料。

写真(上)は平成20年の「子(ねずみ)年」と同21年の「丑(うし)年」の大絵馬。写真(中)は平成17年の「酉(とり)年の大絵馬。写真(下)は高野口地区公民館の表に出展された大絵馬の風景。


更新日:2021年10月29日 金曜日 00:01

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