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辛丑の大絵馬かわいい♪宝来山神社~松山敏彦氏制作

奈良・平安時代の貴族・和気清麻呂(わけのきよまろ)公が勧請(かんじょう)したと伝わる、和歌山県かつらぎ町萩原56の宝来山(ほうらいさん)神社=森和弘(もり・かずひろ)宮司=で、このほど令和3年(2021)の干支(えと)の「辛丑(かのとうし)の大絵馬」と「大しめ縄」の飾り付けが行われた。
同神社は宝亀(ほうき)4年(773)、和気清麻呂公が八幡宮を勧請(かんじょう)し、光仁天皇の寶亀年間(770~780)に創建された。
来年の「辛丑の大絵馬」は高さ1メートル余り、幅約2メートルで、地元の洋画家・松山敏彦(まつやま・としひこ)さんが制作し、同神社の氏子グループ・宝来講が奉納して、拝殿前の境内の台座に飾った。
絵は金一色の世界の中、3頭の親子丑が描かれ、親は子を思い、子は親にあまえながら、澄み切った眸(ひとみ)で参拝者を見つめている様子。
大しめ縄は、集まった氏子10数人が、押切やハサミなどを使い、丹精込めて製作し、参道の朱色の大鳥居に掛けた。長さは約6メートル、最大直径は約20センチで、3つの藁(わら)の〝ぼんぼり〟がぶら下がり、4枚の紙垂(しで)が風に吹かれている。
同神社は地元だけでなく、大阪・奈良方面からの参拝客も多い。森宮司は「新型コロナ禍の中、心配ごともあるとは思いますが、来年は丑のようにどっしりと力強く進めるようお祈りしています」と話していた。
年越しのお祓い「大祓式(おおはらいしき)」は12月30日午後3時から。申込みは同神社社務所(電話=0736・22・3734)へ。
写真(上)は宝来山神社・拝殿前に飾られた「辛丑の大絵馬」の丑の子の眸が可愛い。写真(中)は「辛丑の大絵馬」。写真(下)は桜もみじの陰から宝来山神社を背景にした「辛丑の大絵馬」。


更新日:2020年12月8日 火曜日 00:00

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