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ご神犬、可愛い♡丹生都比売神社〜参拝者ほんのり

和歌山県かつらぎ町上天野の世界遺産・丹生都比売(にうつひめ)神社のご神犬2頭が、毎月16日の「例祭」当日、一般公開され、多くの参拝・観光客に喜ばれている。

その昔、同神社の丹生都比売大神の御子・高野御子大神は、白黒2頭の犬を連れた狩人に化身して、弘法大師・空海の前に出現。その紀州犬2頭が高野山へ導き、弘法大師は高野山を開創したとされる。

丹生晃市(こういち)宮司は、その縁起・物語の伝承を希望。公益社団法人・日本犬保存会の豊岡由行(とよおか・よしゆき)さん(橋本市柏原)が2018年11月、国の天然記念物の白い紀州犬「すずひめ号」を奉献した。

それから3年。ご神犬は母親の「すずひめ号」(5歳)と、その息子で黒っぽい「大輝(たいき)号」(2歳)の2頭となり、今や、縁起・物語の伝承犬となっている。

今回、年に1度の「秋の大祭」の10月16日、ご神犬2頭は楼門前の芝生広場のテント下に登場。すずひめ号と大輝号がじゃれ合ったり、柵の中を走り回ったり。

大勢の家族連れや若者たちが「かわいい」「神々しい」と呟きながら、スマホ撮影を楽しんでいた。

豊岡さんは「最近は、すずひめ号と大輝号の話題も広まり、ファンも増えています。新型コロナ禍も沈静化して、きょうは参拝者も多く、とてもうれしいです」と話していた。

ご神犬一般公開=毎月16日午前10時〜同11時30分と午後1時〜同2時30分の2回。

写真(上)は神社の女性からエサをもらうご神犬。写真(中)は左からすずひめ号と大輝号。写真(下)はご神犬に見入る参拝・観光客。


更新日:2021年10月18日 月曜日 00:00

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