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ご神犬・3匹誕生♡奉告♪健やかに~丹生都比売神社

和歌山県かつらぎ町上天野の世界遺産・丹生都比売(にうつひめ)神社=丹生晃市(こういち)宮司=は11月4日、ご神犬・すずひめ号(2歳10か月)の子犬3匹の「誕生奉告式」営み、誕生を寿ぐと共に親子の健康と幸せを祈った。
高野山開創縁起や今昔物語では、同神社の丹生都比売大神の御子・高野御子大神は、白黒2匹の犬を連れた狩人に化身して、弘法大師・空海の眼前に出現。その紀州犬2匹が高野山へ導き、弘法大師は高野山を開創したとされる。
丹生宮司はその縁起・物語の伝承を希望。公益社団法人・日本犬保存会会員の豊岡由行(とよおか・よしゆき)さん(橋本市柏原)が一昨年、国の天然記念物で毛色の白い紀州犬「すずひめ号」を奉献。多くの参詣人に愛されている。
今回も豊岡さんの努力で、国内で飼われている黒い紀州犬・岳(がく)号と、すずひめ号の縁が結ばれ、今年9月9日に長男、次男、長女の3匹が誕生した。次男は豊岡さんが世話している母・すずひめ号と、長女は国内にいる父・岳号とそれぞれ生活。長男は東京在住の著名人の里子として暮らすことになる。
「奉告式」では、丹生宮司らが子犬を抱き、豊岡さんがすずひめ号を連れて、関係者約10人が拝殿に参列。神職から大幣(おおぬさ)で、お祓いを受けた。
ちょうどこの日は「七五三」(15日)シーズンで、神社境内は大勢の参詣人でいっぱい。可愛い着物姿の子供たちは、3匹の子犬に見入り、親御さんはスマホ撮影に取り組んでいた。
丹生宮司と豊岡さんは「黒い子犬を授かり、白と黒が揃って、とてもうれしいです」と喜び、「3匹とも明るく、大らかな性格で、次男の名前は2人で熟慮中」と説明。豊岡さんは「高野山との神仏融合の当地、ご神犬が世界に、その素晴らしさを伝えてくれたら」と話した。
すずひめ号は毎月16日の例祭当日(午前11時30分~、午後2時30分~の2回)、同神社境内で一般公開。次男は幼いので、健康状態をみたうえ、来年の適切な時期に公開する予定。
写真(上)は奉告式のあと豊岡さんが連れたご神犬・すずひめ号と丹生宮司が抱くすずひめ号の次男の子犬。写真(中)は可愛い子犬の次男坊。写真(下)は丹生都比売神社で営まれたすずひめ号の子犬3匹誕生の奉告式。


更新日:2019年11月5日 火曜日 00:02

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