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子どもの声も泣き声も♡ファミリーコンサート楽しく

0歳児から高齢者まで、幅広くクラシック音楽を楽しんでもらうという「ファミリーコンサート」が、このほど和歌山県橋本市民会館大ホールで、初めて開かれた。

クラッシク音楽のコンサートの多くは、乳幼児や未就学児の入場を制限することも多いが、今回は会場でぐずる子どもの声や、乳幼児の泣き声も、音色のひとつとして、観客も演奏者も気兼ねなく、約300人が音楽を楽しんだ。

今回、指揮を務めたのは 橋本市出身の木下麻由加(きのした・まゆか)さん。演奏は、新春に同ホールで開催されている「ニューイヤーコンサート」のために結成された、「橋本祝祭オーケストラ」から選抜された「橋本祝祭アンサブル」として10人が演奏した。

会場に拍手で招かれたメンバーらは、ヨハンシュトラウスの「春の声」や、モーツアルトの「きらきら星変奏曲」、歌手・平原綾香さんが歌った大ヒット曲「ジュピター」の原曲にもなったホルストの組曲「惑星」より「木星」など、一度は聴いた、耳馴染みのある8曲を演奏した。

身体を揺らしながら聴き入る母の手の中で、少し笑みを浮かべて寝入る子どもや、曲に合わせて大きく手拍子する女の子、座席の前に立ってリズムを取る男の子など、それぞれの楽しみ方で音楽を感じていた。

主催した橋本文化スポーツ公社の担当者は、「幼児からご高齢の方まで、幅広い年代の方が、同じ場所で、同じ音楽を聴き、楽しんで頂けて嬉しく思います」と話していた。

また、指揮者・木下さんは、「ふる里・橋本で今後もクラッシク音楽を楽しんでほしい。皆さんの協力を得て、演奏会を増やしたいです」と意欲を見せていた。

およそ1時間の演奏会が終わり、2人のこどもの手を引く母親は「子どもが小さくて、演奏会に来たのは3年ぶり。子どもと一緒に楽しめたのもいい思い出になりました」と笑顔で会場を後にした。

写真は橋本市民会館で開かれたクラシック「ファミリーコンサート」=指揮者は木下麻由加さん。


更新日:2021年9月27日 月曜日 00:00

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