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「くどやま芸術祭」開幕♡町全体が美術館〜散策楽しく

戦国武将・真田幸村ゆかりの和歌山県九度山町で9月19日、まちを丸ごと「美術館」に見立てた「くどやま芸術祭 2021」が開幕した。

NHK大河ドラマ「真田丸」が放送された2016年に初開催されて以来、5年ぶり2回目で、商店街や神社・仏閣などで、個性いっぱいの現代アート作品を出展した。10月17日まで。観覧無料。

九度山は真田昌幸・幸村父子が閉居したまち。弘法大師・空海のご母堂を祀る高野山真言宗別格本山・慈尊院や、その隣の丹生官省符神社、「真田のみち」(商店街)、九度山・真田ミュージアムなどがある。

この町全体を舞台に招待作家22人、公募作家20人、町内作家3人の計45人が、絵画や造形作品など計約300点を展示している。

慈尊院・山門では、総合プロデューサーの大西高志(おおにし・たかし)さんの日本画が、暖簾(のれん)状に掲げられ、真っ赤な花に鷹の飛翔とおぼしき彩りが眩いばかり。

境内の大きな泉水の周りでは、ナカジマダイスケさんの、盆栽アート作品が飾られ、植物に覆われたオス鹿の頭蓋骨(ずがいこつ)が、まるで何かを語りかけてきそう。

この日、開会セレモニーで、岡本章(かもと・あきら)町長は「まちとぴったり合った作品ぞろい。ぜひ、お楽しみください」と挨拶。大西さんは「展示空間アートを五感で体感してほしい」と話していた。

10月16日夕方〜午後8時頃には、世界遺産・慈尊院や丹生官省符神社、紙遊苑でライトアップ。社寺や灯籠、出展作品を美しく照らし出す予定。

同芸術祭の案内チラシは、町役場をはじめ、真田のみちの旧紀陽銀行と、道の駅「柿の郷くどやま」に設けた総合案内所などに置いている。問合せは同実行委員会(同町産業振興課内、電話=0736・54・2019)へ。

写真(上)は慈尊院・山門を暖簾状に飾る大西さんの作品。写真(中)はお堂を飾る大西さんの作品。写真(下)は慈尊院・泉水の周りに展示されたナカジマさんの盆栽アート作品。


更新日:2021年9月20日 月曜日 00:00

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