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くどやま芸術祭へ連旗や竹灯ろう♪九度山小児童制作
NHK大河ドラマ「真田丸」で注目される、戦国武将・真田幸村(信繁)ゆかりの和歌山県九度山町で、9月3日(土)~10月2日(日)、町を丸ごと「美術館」に見立てた「ぐどやま芸術祭」が初めて開かれる。
これを盛り上げようと九度山小学校の全校児童180人は「アート連旗」や「竹灯ろう」を制作。アート連旗は、「くどやま芸術祭」が開かれる「真田のみち」(九度山商店街)一帯、竹灯ろうは地元の世界遺産・女人高野別格本山・慈尊院に飾り、足元を照らす。
「くどやま芸術祭」は、約20人の新進気鋭の作家が絵画や造形作品などを制作。展示会場は「真田のみち」周辺の商店、民家約50か所と慈尊院、丹生官省符神社などで、町なか全体が美術館に変身することになる。
九度山小学校の5、6年生計63人は、今回の出展作家・はやしだちかさん、八太栄里(はった・えいり)さん、赤田千秋(あかだ・ちあき)さんの指導で、20本の紐(長さ10メートル)に吊るした沢山の旗に、耐水性のカラフルな塗料を使って、思い思いのイラストや言葉を描いた。
また、全校生は青竹を切った竹灯ろう(LED用)1000個に、それぞれ好きな彩色や絵模様を施した。例えば「アート連旗」には、ハッとするような西瓜(すいか)の絵を描いたり、竹灯ろうにはパンダや楽譜を表わしたり、無邪気で可愛い心が滲み出たものばかり。
6年生・学級委員長の西村颯馬(にしむら・そうま)くんは、「ぼくは星とポケモンを描きました。みんなのイラストで芸術祭を飾るのは、とてもうれしいです」とにっこり。作家3人は「子供たちが心込めた作品です。ぜひ、子供たちのアート連旗、竹灯ろうをご覧ください」と話していた。
アート連旗は「くどやま芸術祭」の期間中、竹灯ろうは9月24日(土)~10月1日(土)、慈尊院や丹生官省符神社の石段などに置く予定。
写真(上)は完成した「アートフラッグ」を披露する九度山小学校6年生児童。写真(中)は旗に素敵なタッチの西瓜のイラスト。写真(下)はカラフルに出来上がった竹灯ろう。