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田舎暮らし宿泊体験いかが♡東富貴にファームステイ
田舎暮らしを体験できる「ファームステイ ちいさなたね」が9月下旬頃、和歌山県高野町東富貴197の嘉積由彦(かづみ・よしひこ)さん(60)の古民家でオープンする。嘉積さんは「田舎への移住・定住を夢見る人は、ぜひ、お越しください」と言っている。
東富貴地区は、弘法大師・空海が開いた世界遺産・高野山に近い、清流・玉川(紀伊丹生川)上流の山紫水明の豊かなところ。
嘉積さんの古民家は、江戸時代末期に築造された木造平屋茅葺(トタン包)屋根の旧農家の屋敷。
室内は敷居で「田」の字形に区切られ、1間当たりの広さは旧間(きゅうけん)の8畳。雨戸も障子も開放して、風を通している。
プランナー(企画デザイン)の嘉積さんは平成27年(2015)、この古民家を購入して、自ら内部を改修。大阪から保育士の妻・由香里(ゆかり)さんとともに移住した。
翌年には里山・おやこカフェ「ちいさなたね」を開設。都市部から訪れる家族連れに、いろんな絵本やおもちゃ、昼寝、散歩、新鮮野菜の美味しい食事タイムを楽しませてきた。
9月下旬には、さらに一歩前進させ、ファームステイ ちいさなたね」をオープンすることにした。
訪れる家族連れらは、庭で槇(まき)割り、畑で野菜収穫、昔の竃(かまど)で飯炊(めした)きなど体験。地元散策や温泉入浴、食事(和・洋、中華)を楽しむことになる。
屋号の「ちいさなたね」は、これから始まるので「小さな」、大切な命を次世代に引き継ぎたいので「種」と命名した。
嘉積さんは「皆さまには富貴の良さ、田舎暮らしの良さ、古民家のこと、田畑のことなど、移住定住に必要なことを伝えたい」と話している。
〇土・日・祝日1拍プラン
基本料金=大人8人まで、施設使用料26000円。
体験プログラム料=×利用人数、大人2700円(中学生以上)子ども1700円(小学生)、就学前の乳幼児は無料(各プラン共通)。
〇平日1拍プラン
基本料金=大人8人まで、施設使用料22000円。
体験プログラム料=×利用人数、大人2700円(同)子ども1700円(同)。
〇デイユース
基本料金=大人10人まで、施設使用料11000円。〇体験プログラム料=×利用人数、大人1700円(同)子ども850円(同)。いずれも税込み。
問合せ・予約は「ちいさなたね」(電話=0736・53・2078)(メール=chiisanatane@satobito.net)。
写真(上)は「ファームステイ ちいさなたね」の古民家室内。写真(中)は昔ながらの竈と畑で収穫した新鮮野菜。写真(下)は真冬の嘉積さんの古民家風景。いすれも嘉積由彦さん提供。