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仏・ロビンさんチェロ演奏♪連休の丹生都比売神社
人気のフランス人チェロリストのロビン・デュプイさん(40)によるチェロ演奏会「天野の自然と癒しの調べ」が、ゴールデンウイーク中の計3回、ライトアップされる世界遺産・丹生都比売(にうつひめ)神社=丹生晃市(こういち)宮司=で開かれる。ロビンさんは「静かな森の社で、心地よいひとときを過ごしてください」と言っている。鑑賞無料。
ロビンさんはフランス・ストラスブール生まれ。6歳からチェロを始め、パリの音楽院スコラ・カントルムを首席で卒業。2004年に来日、2013年に和歌山県内に住み、約2年前から高野町富貴地区で暮らしている。
クラシック、ポップス、ジャズ、インド音楽などを勉強。自らの作曲、アレンジ曲を、自ら改造したオリジナル弦楽器とチェロで演奏、新たな音響を探っている。
坂本龍一、久石譲、矢沢永吉など共演者も多く、映画「のだめカンタービレ」に出演するなど活躍中。
「天野の自然と癒しの調べ」は4月29日(金・祝)、5月3日(火・祝)、同4日(水・祝)に開催。日没後、東京スカイツリーのライティングデザインを手掛けた照明デザイナー・戸恒浩人(とつね・ひろと)さんのライトアップで、丹生都比売神社の楼門や本殿、輪橋などが浮かび上がる中、ロビンさんは午後7時~同8時、楼門前付近でチェロを演奏する。
ロビンさんは今回、フランスの風鈴「コシ・チャイム」7つを持参、輪橋付近の木の枝々に吊るす予定。この風鈴、長さ約15センチ、直径約4センチの円筒形(金属製)で、風が吹くと涼やかだが、日本の情緒とは違った魅力的な音が響く。
ロビンさんは「多くの日本人に、参道を歩きながら、フランスの風鈴の音に触れ、そして私のチェロをゆったり聴いてください」と、人懐こい笑顔を見せていた。
写真(上)は丹生都比売神社の楼門をバックにフランスの風鈴を披露するロビンさん。写真(中)は綺麗にライトアップされる丹生都比売神社の弁柄色の輪橋。写真(下)はロビンさんが持参したフランスの風鈴「コシ・チャイム」。