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平和の鐘、鳴り渡る♡橋本・普門院〜戦没者を慰霊
終戦記念日の8月15日、和歌山県橋本市高野口町伏原の高野山真言宗・法華山(ほっけざん)「普門院(ふもんいん)」=静弘教(しずか・こうきょう)住職(大僧正) =で、第31回「平和の鐘を鳴らそう」(橋本ユネスコ協会主催)が行われた。
法華山普門院縁起(えんぎ)によると、同院は聖徳太子が開基。天平(てんぴょう)年間に中興の祖・行基菩薩(ぎょうきぼさつ)が、同院の本尊・十一面観世音菩薩を勧請(かんじょう)した。
同院によると、往時の大梵鐘(ぼんしょう)は昭和19年(1944)に大東亜戦争で供出、鐘楼堂も境外へ。平成26年(2014)には高野山開創1200年を記念して、故郷を思う篤信者の意志で再建、大梵鐘を吊るした。
この日正午、小雨の中、同会会員約20人が参集。先ず静住職が読経、大梵鐘を撞き、続いて会員らが大梵鐘を響かせ、目を閉じて戦没者の冥福と世界平和を祈った。
辻本徹(つじもと・とおる)会長は冒頭挨拶で「今回のオリンピックでは、世界各国の選手の戦いと、アスリートの心の繋がりを見せてもらい、感動の連続でした。やはりオリンピックは平和の祭典です」と、平和の大切さを話していた。
写真(上)は大梵鐘を撞く辻本会長。写真(中)は普門院・鐘楼堂前での「平和の鐘を鳴らそう」開会式。写真(下)は大梵鐘を撞き平和を祈る女性。
更新日:2021年8月16日 月曜日 00:00