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六地蔵にホオズキ供え♡橋本・東家〜お盆の先祖供養

和歌山県橋本市東家の高野山真言宗・慈眼山「観音寺」の東家墓地入口で8月13日、六地蔵に先祖を迎える目印・ホオズキ(鬼灯)などが供えられ、雨の中、大勢の人々が祖先の安寧を祈った。
六地蔵とは、釈迦入滅の後、六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天道の各界)を訪れて、人々を救い上げ、力を与える地蔵菩薩のこと。
ホオズキは提灯の色・形をしているので「鬼灯」と書き、祖先の霊がお盆に迷わないように供えられるという。
この日は雨また雨で、気温は23〜25度。地元の家々の仏壇には、お花や高野槇が飾られ、僧侶が法要に巡拝した。
六地蔵には真新しい前垂れが掛けられ、お花やホオズキが供えられている。訪れる人々は、雨傘を差したまま、六地蔵や先祖のお墓に線香をあげて、静かに手を合わせていた。
今は東京や大阪など、新型コロナの感染拡大で、帰省できない人々が多い。ある高齢者は「こんな状況の中、誰でも、どこからでも、手を合わせれば、心は届きますよ」と話していた。
写真(上)はホオズキなどが供えられた六地蔵。写真(中)は新しい前垂れが掛けられて、しっかり結ばれた六地蔵の背中の紐の結び目。写真(下)は六地蔵と雨露に輝く足もとの下草。


更新日:2021年8月14日 土曜日 00:00

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