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観音寺・柿内住職の晋山式♪稚児・僧侶の列厳かに
和歌山県橋本市東家の高野山真言宗・慈眼山「観音寺」の柿内諦光(かきうち・たいこう)住職(36)の就任を祝う「晋山式(しんさんしき)」が、令和元年5月18日、僧侶や稚児、檀家ら約200人が集まって厳かに営まれた。
長く綺麗な行列が東家コミュニティーセンターを出発。「晋山式」と書いた看板を掲げた、東家区の松田良夫(まつだ・よしお)区長を先頭に、僧侶2人が高らかにホラ貝を吹き鳴らし、約40人の稚児・僧侶の行列が、そろりそろりと歩いて行く。
柿内住職が、従者の差す朱色の傘の下、やさしい表情で歩を進めながら、さらに大勢の檀家が続くと、沿道の人々は、静かにお祝いの手を合わせていた。
やがて同寺本堂前では、僧侶約20人が声明を唱和。高野山真言宗管長の中西啓寶(なかにし・けいほう)大僧正から、観音寺の柿内・副住職に「住職」、長谷川諦秀(はせがわ・たいしゅう)住職(62)には「名誉住職」とする辞令が交付・伝達された。
柿内・新住職は元・和歌山青年教師会会長で、橋本伊都の宗教行事でも積極的に活動。「皆さまと仲よくしながら、幸せを祈りたい」と話し、長谷川・名誉住職は「平成時代は住職、令和時代は名誉住職として、住職を支えることに」と、笑顔で応えていた。
写真(上)は観音寺境内を本堂へ進む柿内諦光・新住職。写真(中)は東家コミュニティーセンター~旧・橋本小学校跡~東又米穀店~JR踏切~観音寺を進む稚児・僧侶・檀家の行列。写真(下)は同寺で僧侶や檀家の記念撮影=前列中央が柿内諦光・新住職、前から2列目の右から4人目が長谷川諦秀・名誉住職=いずれも濱口進さん撮影。
更新日:2019年5月19日 日曜日 00:00