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いぬふぐり♡満開♪橋本・六地蔵の後ろ~三寒四温
寒暖を繰り返しながら、春本番へと向かう三寒四温――。2月21日の和歌山県橋本地方は快晴で、早朝の気温は1度の冷え込みだが、昼間は14度まで上昇して、まちも山河も暖かく、終日、のんびり感が漂った。
橋本市東家の高野山真言宗・慈眼山「観音寺」近くの道沿いでは、六地蔵が前垂れ姿で春光に微笑み、すぐ後ろでは、無数の「いぬふぐり」が咲き誇り、星の世界のように水色に輝いていた。
ここは北の愛宕山(あたごさん)から、南の旧・橋本小学校グラウンドにかけて、ぺろりと舌を出した形をした「舌状(ぜつじょう)台地」の根元付近にあたる。
そこには名高い東家墓地があり、三々五々と訪れるお墓参りの人たちは、美しい「いぬふぐり」に思わず立ち止まる。ご先祖に献花・合掌した帰りにも、ふたたび「いぬふぐり」に見入って、丁寧にスマートフォン撮影を楽しんでいた。
墓参帰りの人たちは、「きょうはいいお天気で、いぬふぐりも、かわいいですね」と、出会った人たちに挨拶。その後は「新型肺炎、いやですね。お互い注意しましょうね」と、付け加えていた。
なお、「いぬふぐり」とは、その実の形が犬のふぐり(陰嚢=いんのう)に似ていることから、そう名付けられている。
写真は観音寺近くの東家墓地入口に並ぶ六地蔵の後ろで無数に開花している「いぬふぐり」とその風景。
更新日:2020年2月22日 土曜日 00:00