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茄子の花、蝶も舞い♡自然農法〜東又さんの野菜畑

自然農法に取り組む、和歌山県橋本市東家の元区長・東又良一(ひがしまた・りょういち)さん(84)の野菜畑で、6月14日、茄子(なす)の花が咲き、濃紫の実がぶら下がって、昔ながらの真夏日の一幕を見せていた。
ここは高野山真言宗・観音寺近くの約300平方メートルの畑。米穀店を経営する東又さん一家が、生ごみ堆肥や雑草リサイクルで、四季の野菜を無農薬栽培している。
この日の真昼の空は、白い夏雲がもくもく。最高気温は28度まで上昇。薄紫の茄子の花は、葉陰で風にそよぎながら、茄子の実はつややかに強い日差しを浴びる。あたりでは沢山の紋白蝶が飛び回っていた。
東又さん一家は、農作業は大変だが、育て上げた四季の野菜を家族で味わったり、友人知人に分けてあげたり。日本古来の健康的な味の素晴らしさを届けている。
この夜、細い三日月が空にかがやき、この野菜畑から、無数の蛙の鳴き声を放っていた。
茄子の花の俳句2句紹介
下駄鳴つて水屋ともれり茄子の花(長谷川櫂)
また落ちてぬれ葉にとまる茄子の花(飯田蛇笏)
写真(上)は自然農法で咲いた茄子の花。写真(中)は育ちつつある茄子の実。写真(下)は無農薬の畑で遊ぶ紋白蝶。


更新日:2021年6月15日 火曜日 00:00

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