ニュース & 話題

お盆近し切子灯籠♡高野山・金剛峯寺〜紫陽花も綺麗

弘法大師・空海が開いた和歌山県高野町の世界遺産・高野山真言宗総本山・金剛峯寺で、お盆の精霊を迎える切子灯籠(きりこどうろう)が飾られ、盆間近の高野山の風情を感じさせている。
この切子灯籠は、木枠を組んで切子の形にし、その下に幅約25センチ、長さ約2・4メートルの和紙を懸垂。お盆の高野山、そして自宅に帰る祖先の霊の目印としている。
金剛峯寺では、盂蘭盆会(うらぼんえ)の前に、高野山・奥の院へ精霊を迎えに行き、施餓鬼棚(せがきだな)に祀った後、灯籠堂の灯明を移して、迎え火とする。
霊場・高野山は標高約850メートルの聖地。8月4日の高野山の最高気温は、山麓より5度も低い28度。金剛峯寺・境内隅では、下界ではとっくに見られなくなった紫陽花(あさじさい)の花が、色鮮やかに咲き誇っている。
参拝・観光客は切子灯籠を仰ぎながら、本殿に向かって合掌した後、紫陽花をバックにスマホで記念撮影していた。
毎年、奥の院・浄域で開かれる、お盆恒例の「ろうそくまつり」(万灯供養会=まんとうくようえ)は、新型コロナ感染拡大防止のため、今年も中止となっている。
写真(上、下)は高野山・金剛峯寺に掲げられた切子灯籠。写真(中)は金剛峯寺・境内隅で開花した紫陽花。


更新日:2021年8月5日 木曜日 00:00

関連記事

ページの先頭に戻る

  • 標準
  • 大
  • RSS
  • サイトマップ

検索

過去の記事