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極楽鳥の願掛羽に祈り♡南海・極楽橋駅〜改装1年
弘法大師・空海が開いた高野山にのぼる「俗世」から「聖域」への境界とされる、和歌山県高野町の南海高野線・極楽橋駅で、心身を清める「はじまりの手水舎(ちょうずや)」と、祈りを託す「極楽鳥の願掛羽(がんかけばね)」が設けられ、参拝・観光客に喜ばれている。
南海電鉄=遠北光彦(あちきた・てるひこ)社長=は昨年7月、高野山への電車&ケーブルカー乗換駅である「極楽橋駅」の天井を大改装。電車側を「俗世」、ケーブルカー側を「聖域」として表現した。
その際、手水舎と願掛羽のコーナーも設置。それから約1年――。大勢の参拝・観光客が、手水舎の水底の極楽鳥の絵を拝み、テーブルに用意された願掛羽(色紙)に思いを書いて、大きな棚に吊るしている。
1枚100円で、赤い羽根には「はじまりの決意」、白い羽根は「心の解放の願い」、薄紅の羽根(極楽の日=5、6のつく日)には「愛の祈り」を綴るよう奨めている。今は新型コロナ禍で手水舎の柄杓は中止。願い文も多くの人々が「疫病退散」を祈っている。
写真(上)は水底で極楽鳥のかがやく手水舎。写真(中)は用意されている極楽鳥の願掛羽。写真(下)は極楽橋駅は願掛羽でいっぱい。
更新日:2021年7月23日 金曜日 00:00