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南海ラピート、橋本駅へ初入線♡紅葉の鉄橋も颯爽と

南海電鉄の難波〜関西空港間を走る、人気の特急「ラピート」が12月12日、難波駅から和歌山県橋本市古佐田の橋本駅に初入線し、多くの鉄道ファンが同駅や沿線で、歴史的光景の写真撮影に挑んだ。
「ラピート」とは速い(rapid)=ドイツ語=という意味で、平成26年(1994)に運行開始。外観は濃紺の彩りと柔らかな曲線が素晴らしく、座席は「スーパーシート」&「レギュラーシート」で構成。「深海潜水艇」「鉄人28号」がニックネームである。
この日午前10時12分頃、特急「ラピート」(6両編成)は、初めて乗客と共に大阪と和歌山・両府県境の紀見トンネルを抜けて、6分後には橋本駅に到着。ここで乗客は観光列車「天空」、さらに極楽橋駅でケーブルカーに乗りかえ、高野山駅から高野山真言宗総本山・金剛峯寺や奥の院などを巡った。
特急「ラピート」がヘッドライトも眩しく、紀見トンネルを抜け出た瞬間、沿線で待ち構えていた鉄道ファンらは、必死で望遠カメラやスマホで撮影。
さらに「ラピート」は、冬紅葉も鮮やかな山峡の鉄橋を渡り、巨大ベッドタウン・林間田園都市を颯爽と走り抜けるという、初の鉄道風景を繰り広げた。
「はしもと鉄道クラブ」の会員で、フォトライターの北森久雄(きたもり・ひさお)さんは、「ラピートには運行開始当初に乗ったので、きょうは橋本に来てくれて、とくに懐かしくうれしいです。できれば今後も恒久的に走らせてほしい」と話した。
特急「ラピート」は今年11月、南海電鉄と大手旅行会社「阪急交通社」が連携、和歌山市駅に特別運行して好評だったため、今回12月〜来年1月の期間限定で、高野山観光の貸切列車として企画している。詳細は南海電鉄HPに紹介。
写真(上)は南海・紀見トンネルを抜けた瞬間の特急「ラピート」の先頭車両=北森久雄さん撮影。写真(中、下)は冬紅葉の山々が美しい林間田園都市の鉄橋を走行する特急「ラピート」の遠景。


更新日:2020年12月13日 日曜日 00:00

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