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雨蛙、七夕飾る♡丹生都比売神社〜鏡池で睡蓮咲き

和歌山県かつらぎ町上天野の丹生都比売(にうつひめ)神社=丹生晃市(こういち)宮司=で7月7日、楼門前の七夕飾りに雨蛙(あまがえる)がとまり、近くの鏡池では久々に睡蓮(すいれん)1輪が咲いて、参拝者の心を和ませた。
この日、同神社では「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録記念祭と、伊都・高野山ユネスコ協会設立記念祭が行われ、関係者らが参列した。
その朱色の楼門前では、1本の笹(約3メートル)が立てられ、すでに参拝者が「疫病退散」「家内安全」「世界平和」などと願い事をしたためた短冊がひらひら。
よく見ると、短冊や笹の葉には、雨蛙がくっつき、参拝女性らはびっくり。あわててスマホなどを構えると、雨蛙は躊躇(ちゅうちょ)せず、「楽しむ」と書かれた短冊を這い上がり、さらに笹の枝葉に飛び移って目玉をきょろきょろ。
豊臣秀吉の側室・淀君(よどぎみ=茶々)が寄進したという、弁柄色(べんがらいろ)の輪橋(りんきょう)が架かる鏡池では、唯一輪咲いた睡蓮(すいれん)のまわりを沢山の錦鯉が回遊していた。
七夕の日の同神社の自然風景――。参拝者らは思わず見入った雨蛙や睡蓮の姿から、神聖さの奥底を感じ取っている様子だった。
写真(上)は七夕飾りの短冊にとまった雨蛙。写真(中)は七夕飾りに願い事を書いた短冊を吊るす女性たち。写真(下)は鏡池の中央に咲いた一輪の睡蓮の花。


更新日:2021年7月8日 木曜日 00:00

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