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葛城修験の道・日本遺産登録記念の大護摩供開催へ

和歌山県かつらぎ町上天野の丹生都比売(にうつひめ)神社は7月18日、「葛城修験(かつらぎしゅげん)の道」の日本遺産登録1周年を記念する「神還祭慶賛採燈大護摩供(じんかんさいきょうさんさいとうだいごまく)を開催する。
丹生晃市(こういち)宮司は「新型コロナ感染防止策を講じて、世界平和と疫病退散を祈ります」と言っている。
18日(日)午前10時から神還祭、午後1時からは葛城修験と関わりの深い、京都聖護院門跡・宮城泰年門主を導師に、修験者約30人が採燈大護摩供を営む。
役行者(えんのぎょうじゃ)開祖の「葛城修験」は、神聖な山岳信仰に仏教(密教)などを交えた日本独特の宗教で、修験者は葛城山系(和泉山脈・金剛山地)を巡り、昨年6月、日本遺産に登録されている
丹生都比売神社は、超1700年の歴史を持ち、弘法大師・空海に高野山を貸与した神仏習合の社で、境内には役行者の祠(ほこら)や修験者の護摩供の碑伝も現存している。
「神還祭慶賛採燈大護摩供」の当日は、参拝者の願い事を託した護摩木を奉納祈願した後、本山修験宗の山伏が境内でお炊き上げをする。
護摩木(小=500円)は、同神社授与所で当日午後2時まで受付け、あと一つの護摩木(大=1万円)は7月9日到着分まで、授与所か電話で受付け中。
問合せは同神社=電話(0736・26・0102)=午前8時45分~午後4時30分。
丹生宮司は「新型コロナの感染状況次第で、対応が変わる可能性もあるので、最新情報は当神社ホームページでご確認ください」と言っている。
写真(上)は採燈大護摩供(イメージ)、写真(中)は丹生都比売神社の本殿、写真(下)はご祭神とご神徳(絵図右上が丹生都比売大神)=いずれも同神社の紹介紙より。


更新日:2021年7月1日 木曜日 00:00

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