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企画展・真田忍者,参上!九度山~武器武具など展示

戦国武将・真田幸村ゆかりの和歌山県九度山町の九度山真田ミュージアムで、企画展「真田忍者,参上!〜忍の術は攻めるにあらず〜」が開かれている。第1期展は7月25日(木)まで。
幸村は関が原の戦いで、父・昌幸と共に豊臣秀吉方につき戦闘。軍配は徳川家康方にあがり敗退。九度山で14年間閉居、大坂冬の陣に出陣した。
今回の企画展は、「伊賀」「甲賀」だけでなく、「真田忍者」に照準を合わせ、忍術伝書や武器、武具など約100点を展示している。
入口正面では、修験者の姿をした陽忍(ようにん)と、忍び装束姿の陰忍(いんにん)の等身大の人形を展示。実際の忍者は戦闘員ではなく、主君のために働く諜報員(スパイ)だったと説明している。
また、忍者が使った多種類の手裏剣や鎖鎌(くさりがま)、昌幸が忍者・横谷左近に導かれ、無事帰参できた功績を讃える感謝状、忍びの秘術を記した虎の巻大事などを展示。
とくに忍者の三大忍術伝書や武田信玄の軍師・山本勘介による秘伝書・老談集は、忍術の論理を正しい心で「仁義忠信」を守り、「忍びの術を盗みなどに悪用してはならない」と説いている。
映像コーナーでは、甲賀流忍術甲賀伴党宗師家の川上仁一さんが忍者姿で登場して、忍び足や小音聞き、身心一如などを披露。近くには小中学生らが楽しめる手裏剣(ゴム製)投げコーナーもある。
同ミュージアムは月曜と火曜日が休館。場所は道の駅「柿の郷くどやま」から徒歩約5分、南海高野線「九度山駅」から約10分。入館料は高校生以上500円、小中学生250円。
問合せは同ミュージアム(電話=0736・54・2727)。
写真(上)は展示された陽忍(ようにん)と陰忍(いんにん)の等身大の人形。写真(中)は映像コーナーで紹介される「忍び足」の一コマ。写真(下)は忍者の手裏剣など武器の数々。


更新日:2021年7月5日 月曜日 00:00

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