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高野山真言宗・添田宗務総長が退任〜2期8年尽力

和歌山県高野町の高野山真言宗総本山・金剛峯寺の実務面の執行長・宗務総長を務めた添田隆昭(そえだ・りゅうしょう)師(74)は、任期満了に伴い退任することになり7月2日、金剛峯寺で退任式や記者会見が行われた。
添田師は高野山・蓮華定院(れんげじょういん)住職で2期8年、執行長・宗務総長を務めた。
今年4月には高野山大学学長に就任している。
とくに宗務総長1期目は、平成27年(2015)の高野山開創1200年記念大法会に貢献。
2期目は令和2年以降の新型コロナ禍の終息を祈願。寺離れの進む中、全国約3700か寺の宗団危機克服に尽力した。
この日、金剛峯寺上段の間で「添田内局退任式」があり、内局執行の僧侶ら約20人が御法楽。添田師らに葛西光義(かっさい・こうぎ)座主・管長が退任辞令を親授、添田師が挨拶、謝辞を述べた。
記者会見で添田師は「高野山開創1200年記念大法会では、全国から約200万人がご参拝され、高野山の世界的注目度が高まった」と感謝した。
また、「新型コロナの感染防止策を的確に進められたのは、皆様のご協力の賜物です。高野山大学では日本人の精神、密教を学べるので、ぜひ来てほしい」と締めくくった。
葛西座主・管長は、添田師や内局執行らの功労を讃えていた。
次の新執行長・宗務総長には、徳島県美波町の薬王寺(やくおうじ)住職で前宗会議員の今川泰伸(いまがわ・たいしん)権大僧正(60)の就任が決まっている。
写真(上)は記者会見する添田隆昭師。写真(中)は「添田内局退任式」で挨拶する添田隆昭師=右。写真(下)は「添田内局退任式」の後の記念撮影=前列中央は葛西座主・管長、右隣が添田師。


更新日:2021年7月3日 土曜日 00:00

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