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そこに山川海人…心溢れ♡橋本絵画同好会展が開幕
和歌山県橋本・伊都地方の絵画愛好家でつくる、橋本絵画同好会主催の第56回「橋本絵画同好会展」が6月25日、橋本市教育文化会館4階で開幕した。
昨年は新型コロナ禍で断念したが、今年はワクチン接種も進んでいるので開催。高橋佳子(たかはし・よしこ)会長は、「個性豊かな作品ぞろい。ぜひご覧ださい」と言っている。6月27日(日)まで。入場無料。
会員35人が描いた水彩画、油彩画、日本画の小品から130号の大作まで計68点を出展。自由作品が多いが、「自然」をテーマにした作品も展示している。
例えば、小嶋彩子(こじま・さいこ)さんの「アナザースカイ」は、ひまわり三輪が仲よく開花、あたりは水色につつまれ、まるで天心をいただいているよう。
近江友紀子(おうみ・ゆきこ)さんの「誕生」は、ふわふわの布団の中から、赤ちゃんの眼差しがかがやき、そばのお母さんを意識している様子。高橋会長の「バリ島の人」は、民族衣装も鮮やかな若い女性が、一人は何かを頭に乗せ、一人は胸に抱えている。
観覧者はたびたび足を止めて、深く息を吸いながら、静かに見入っていた。
高橋会長は「皆さん、山、川、海、空、花、木、そして人を描き、すべてを愛する心が滲み出ていると思います」と讃えていた。
開館時間は午前9時半〜午後5時(最終日は午後4時)。同4階では第14回「楽描会(らくがき会)展」も同時開催している。
写真(上)は小嶋彩子さんの「アナザースカイ」。写真(中)は近江友紀子さんの「誕生」。写真(下)は高橋会長の「バリ島の人」。
更新日:2021年6月26日 土曜日 00:12