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最後の「楽描会展」開幕♡鈴木源二さんと生徒たち

和歌山県橋本市山田の画家・鈴木源二(すずき・げんじ)さん(76)とその弟子10人の絵画を集めた第14回「楽描(らくがき)会展」が6月25日、橋本市民会館4階で開幕した。27日(日)まで。観覧無料。
鈴木さんは約30年前、自宅・アトリエで絵画教室を設け、50〜70歳代の人々を指導。「1年に1回は皆さんに作品を見てほしい」という生徒たちの気持ちに応え、15年前から毎年「楽描会展」を開き、市民の心を潤してきた。
昨年は新型コロナ禍のため断念。今年はワクチン接種も進んでいるので開催したが、生徒たちも高齢化で作品運搬、展示作業が難しくなり、「楽描会展」はこれで最終回になるという。
今回、鈴木さんは力強い姿勢で身構える油彩「闘牛」など3点とアクリル作品5点を出品。出山良子(いでやま・りょうこ)さんの油彩「はなちゃん」は、目鼻口から尻尾まで、すべて可愛い柴の子犬。鈴木さんは「今は亡き愛犬の、こどもの頃を思い出して描いたらしい」と紹介した。
秋田美子(あきた・よしこ)さんの油彩「橋杭岩」は、夕日が岩々の間から潮に差している光景で、橋本市長賞を受賞している。
鈴木さんは「高齢化は仕方ないが、絵画を愛する人たちは、しっかり増えてほしい。今回の楽描会展は、ぜひご覧ください」と言っている。
他の出展者は仲前聖子さん、岡崎ひとみさん、坂井教子さん、谷川嬢子さん、中西陽萌さん、野口眞知子さん、藤本知世さん、松本桂子さん。
展示時間は午前9時30分~午後5時(最終日は同4時)。
第56回「橋本絵画同好会展」と同時開催。
写真(上)は鈴木源二さんの「闘牛」。写真(中)は出山良子さんの「はなちゃん」。写真(下)は秋田美子さんの「橋杭岩」。


更新日:2021年6月26日 土曜日 00:00

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