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「伊都郡四国八十八カ所」パンフ発行♡朝木弘幸さん

「いろんな事情で四国まで巡礼に行けない人々のために」と、和歌山県橋本市古佐田の民間団体「紀伊西国巡礼」代表・朝木弘幸(あさき・ひろゆき)さん(65)は、パンフ「伊都郡四国八十八カ所」を制作した。
朝木さんは、JR・南海橋本駅前のはしもと広域観光案内所や同市図書館など、橋本・伊都地方の各要所へ寄贈・配布中で、「皆様、このパンフを参考に、ぶらり・のんびり散策、ご参拝ください」と言っている。
巡礼と言えば「四国八十八ヶ所」で、弘法大師・空海ゆかりの代表的な88カ所の寺院の総称である。
同市高野口町小田の清涼寺の僧侶・亮賢(りょうけん)が弘化3年(1846)、先ず「四国巡礼が出来ない人々のために」と、郡内寺院の中から「伊都郡四国88カ所」を選択した。今回の朝木さんの巡礼希望者支援の取り組みは175年ぶりという。
朝木さん制作のバンフは、A4判カラ―刷り8ページで、5000部を発行。そこには橋本・伊都地方の高野山真言宗・88寺院の写真と略図、短い説明文を付記。すでに同市保健福祉センターや郷土資料館、隅田地区公民館などにも配布している。
朝木さんは「伊都郡内の巡礼寺院を丁寧に広報するとともに、今後、寺院に碑を建てたり、巡礼企画を考案したりして、巡礼という祈りの文化を残したい」と話している。
「紀伊西国巡礼」代表・朝木弘幸さん(電話=090・9611・4084)。
写真(上)はパンフ「伊都郡四国八十八カ所」の1面。写真(中)は同パンフの中の寺院紹介のクローズアップ。写真(下)は同パンフ見開き面の内容。


更新日:2021年5月29日 土曜日 00:00

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