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風船に子らの夢乗せて♡九度山・新型コロナ終息願う
新型コロナ禍の中、子供たちの健やかな成長を願うバルーンリリース(風船飛ばし)が、3月1日、和歌山県九度山町内の小・中学、役場など5か所で行われ、児童生徒や地域住民らが、700個の風船を一斉に空に放ち、みんなの夢が叶うよう祈った。
九度山住民クラブが企画・主催。この日、九度山小学校グラウンドでは、同小児童や隣の幼稚園、保育所の子どもたち、教職員ら約200人が集合。環境にやさしい天然ゴム製の風船が配られた。
赤や青など色鮮やかな風船には、「感謝 ありがとう!」「優しく やさしくしよう!」「輝く 夢を持とう!」「JAPAN 紀州 九度山」などと印刷。子どもたちは自ら「勇気」「仲間」「希望」などと書いた紙製タグを取り付けた。
先ず、池田彦男(いけだ・よしお)校長は「夢を輝かせ、いい思い出に」と激励、岡本章(おかもと・あきら)町長は「コロナ禍が早く終息するよう、どこまでも、どこまでも飛ばそう」と挨拶した。
午後2時、全員一斉に風船を放つと、風船は南東の風に乗って、紀の川上空から、葛城山系の方へ飛んで行き、子供たちは手を振って、大歓声を上げていた。
これまで「町家の人形めぐり」などを開き、人々の仲よし交流に力を入れてきた、九度山住民クラブの阪井賢三(さかい・けんぞう)会長は、「皆さんの元気な顔を見ることができてうれしい。好きなことはどんどんやりましょう」と締めくくると、子供たちは「ありがとうございました」と頭を下げていた。
写真(上)は美しい風船をもらう子供たち。写真(中、下)は一斉に風船を放つ子供たち=いずれも九度山小学校で。
更新日:2021年3月2日 火曜日 00:00