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名演技に笑顔と拍手と♡橋本市民狂言〜福の神も現れ

日本の伝統芸能をアマチュアが演じる「橋本市民狂言」が2月7日、和歌山県橋本市教育文化会館大ホールで開かれた。
今回は新型コロナ感染防止で、特設舞台は組まず、ホール壇上を使い、客席数も例年の半数以下に縮小。観客約100人は狂言をゆったり楽しんだ。
橋本狂言会=後藤加寿恵(ごとう・かずえ)会長=主催、橋本市と同市教育委員会が共催。
初めに後藤会長は「狂言は室町時代から約650年の歴史があり、戦(いくさ)や大災害、疫病を乗り越えてきました。きょうは大いに楽しんでください」と挨拶して開幕した。
こども狂言「盆山(ぼんさん)は、盗人役に小学校3年生の井上菜の花(いのうえ・なのか)さん、亭主役に同5年生の後藤紗矢子(ごとう・さやこ)さんが出演。2人の可愛いやりとりが大人の笑いを誘う。
狂言「附子(ぶす)は、太郎冠者に前田大吾(まえだ・だいご)さん、主人に脇田清司(わきた・きよし)さん、次郎冠者に久保綾耶華(くぼ・あやか)さんが登場した。
主人が「附子という猛毒入りの桶に近付くな」と言って外出したすきに、太郎・次郎冠者は桶の中の砂糖をぺろりたいらげる、屈託のない演技に、客席から爆笑が起きる。
狂言「福の神」は、福の神に大居満佐子(おおい・みさこ)さん、参詣人に植村和明(うえむら・かずあき)、英明(ひであき)さんが出演。
現れた福の神は「わたしに美味しいお神酒をささげれば、楽しくなること間違いない」と言って、謡い舞い、にこにこ帰ると、大きな拍手が起きていた。
途中、狂言「寝音曲(ねおんぎょく)ではプロが登場。安東元(あんどう・げん)さんが太郎冠者、安東睦郎(むつおろう)さんが主人を演じ、観客はその巧みな振る舞い、よく通る声に感服して、コロナ禍の陰鬱な気持ちを払拭していた。
なお、今秋は和歌山県誕生150年「紀の国わかやま文化祭」が県全域で開催。10月31日には橋本市民会館で「幽玄の高野へ〜狂言と尺八で辿る祈りの道〜」が予定され、橋本市民狂言や郷土出身の名高い辻本好美さんの尺八演奏がある。
写真(上)は狂言「盆山」、写真(中)は同「附子」、写真(下)は同「福の神」の、それぞれ素敵な一幕。

更新日:2021年2月8日 月曜日 00:00

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