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枯蓮に時の流れ♡真土万葉の里〜命の尊さしみじみ

万葉人が往来した〝飛び越え石〟のある、和歌山県橋本市隅田町真土の「真土万葉の里」の蓮池(はすいけ)は12月29日、まさに真冬の枯渇風景を呈している。
この夏に咲いた大賀ハスも、今秋、水底に輝いた日輪も、まるで夢のように、時の流れの早さ、日々の命の尊さを感じさせている。
この蓮池は〝飛び越え石〟で名高い落合川の西側にある。地元有志が10数年前、奈良県御所市の寺院で譲られた大賀ハス(古代の実から発芽・開花したハス)を植栽、丹精込めて育ててきた。
今年も7〜8月には新型コロナ禍の中、沢山の大賀ハスがピンク色に開花して、観光客の心を潤した。
それも盆過ぎに花は散り、秋には枯蓮(かれはちす)となり、水底の日がきらきら。今では池は枯れ果て、枯蓮の姿も、日々泥土に帰している。
〝飛び越え石〟は、万葉人が「白栲(しろたえ)に にほふ信土(まつち)の 山川(やまがわ)に わが馬なづむ 家恋ふらしも」(作者未詳=信土山の川で私の乗る馬が行き悩んでいる。家人が私を思っているらしい)と詠んだところ。
今年も県内外から散策に訪れ、昔ながらの自然の心地よさ、命の営みの大切さを噛みしめている。
写真(上)は今秋の水底の日もまぶしい枯蓮。写真(中)は今年7月、最盛期を迎えた大賀ハスの花。写真(下)は真土万葉の里で時の流れが伝わる冬枯れの蓮池風景。

更新日:2020年12月30日 水曜日 00:00

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