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秋の輪橋、写生楽しく♡錦鯉も回遊〜丹生都比売神社
爽やかな秋風が吹く11月1日の日曜日、和歌山県かつらぎ町上天野の世界遺産・丹生都比売(にうつひめ)神社=丹生晃市(こういち)宮司=は、大勢の参拝・観光客が訪れ、鏡池・輪橋(りんきょう)の風景画を描いたり、錦鯉(にしきごい)を眺めたりして、秋の深まりを楽しんだ。
同神社は1700年以上も前に創建。500年後には弘法大師・空海に神領・高野山を貸与した神仏習合の古社で、鏡池をまたぐ弁柄色(べんがらいろ)の美しい輪橋は、豊臣秀吉の側室・淀君(よどぎみ=茶々)の寄進という。
この日午後、鏡池の堤には、絵画グループが仲よく並んで座り、その歴史的な舞台を写生。目の前には輪橋を渡る家族連れや、色づきはじめた紅葉、可愛く泳ぎ回る錦鯉の群れなど、詩的な風景が繰り広げられた。
参拝・観光客は、その風景を必死でスマホ撮影して、友人知人に配信。「この写真を見ながら、水彩画を描きたい」、「次に来るときは、スケッチブックを持参する」などと、新たな心が芽生えていた。
一方、今月15日は「七五三」(子供の3歳、5歳、7歳の節目に成長と幸せを願う儀式)。同神社では人々の都合に配慮して、9月から11月末まで「七五三まいり」の受付・祈祷(予約優先)を続けている。
問い合わせはかつらぎ町上天野230の丹生都比売神社(電話=0736・26・0102、FAX=0736・26・0107)へ。
写真(上)は丹生都比売神社の鏡池の堤から晩秋の輪橋風景を写生する人たち。写真(中)は鏡池を回遊する錦鯉の群れ。写真(下)は鏡池・輪橋の橋脚の合間から見える絵画グループの写生風景。
更新日:2020年11月2日 月曜日 00:00