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台風14号、橋本・暴風警報!紀の川も増水続く
強い台風14号は10月9日夜、西日本の南海上を北上中で、和歌山県橋本市危機管理室は同日夕、防災行政無線などで「暴風警報・雷注意報」を知らせた。台風は南寄りに進路を変えたが、同室では10日午前中、引き続き警戒を呼びかけている。
9日の橋本地方は、未明から雨が降り続き、まちも山河も時折、雨雲に覆われ、激しい雨音に包まれた。
紀の川・橋本橋付近では、どんどん水量が増えて、川原の雑木が折れ曲がるほどの勢い。南海高野線の鉄橋・橋脚周辺でも、濁流が音立てながら渦巻いていた。
橋本地方では、かつての大型の暴風雨で、鉄橋のレールが曲がったり、店舗や住宅が沢山浸水したり、苦い経験も多い。
同市では日頃から警察や消防、自主防災組織などと協力して、万全の体制をとる一方、市民にはハザードマップを用意するなどの注意を訴えている。
写真は紀の川・橋本橋下流域の増水状況=9日午後3時頃。
追記=10日午前3時35分現在、暴風警報と雷注意報を解除、大雨、強風注意報を発令中。
更新日:2020年10月10日 土曜日 00:00