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すごい〝龍の棍棒〟出現!高野口小・児童ら大喜び

珍しい龍の棍棒(りゅうのこんぼう)という瓢箪(ひょうたん)のような植物――。これを和歌山県橋本市高野口町の市立高野口小学校=榊洋史(さかき・ひろし)校長=で栽培し、7月29日現在、まさに龍が振りかざす棍棒のような実がぶら下がり、児童らを喜ばせている。
この龍の棍棒は今年5月、同市学文路の松尾忠子(まつお・なりこ)さんからもらった苗を、校庭の学級園の一角に植栽。そばの瓢箪の苗とともに水やりするなど、丁寧に育ててきた。
今は、高さ2メートル超に生長、大葉が生まれ、その葉陰で、こぶし大の濃緑色の実が成熟しつつある。すぐ隣で育つ薄緑色の瓢箪とは、比較にならない程の重量感と迫力を見せている。
松尾さんの話によると昨年9月、二女の県教委職員と共に、大分県の実家の法事に帰った際、同県中津市の道の駅で、初めて目に飛び込んできた龍の棍棒を購入。
自宅に飾った龍の棍棒は今春、濃緑色から茶色に変色し、その口から出てきた種を自宅庭の鉢にまくとともに、榊校長の希望を受けて、同小学校にも種を届けた。それを教職員や児童らが共に育ててきたという。
松尾さんは「龍の棍棒が茶色く乾いて、マラカスのように振ると、しゃんしゃんと種のいい音が聴こえる」と説明。榊校長は「子供たちは、すでに龍の棍棒の珍しさや、瓢箪との違いを学びました。龍の棍棒は学校に飾るか、マラカスのように楽器に使えるかなど、将来が楽しみです」と話していた。
写真(上、中)は高野口小・児童らが育てた濃緑の龍の棍棒。写真(下)は松尾さんが大分県の道の駅で購入し、今は茶色くなった龍の棍棒=右=と庭で育ちつつある龍の棍棒=披露するのは松尾さん。


更新日:2020年7月30日 木曜日 00:00

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