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橋本・経済発展へ始動!企業団地造成の安全祈願祭

大規模な企業誘致を進めている和歌山県橋本市で7月6日、あやの台北部工業団地造成工事の「安全祈願祭」が営まれ、関係者約40人が参列した。令和5年(2023)3月15日完成予定で、平木哲朗(ひらき・てつろう)市長は、「東の玄関口の発展と工事の安全を祈ります」と挨拶した。
同団地・第1地区は同市隅田町山内、平野、真土の3地区の山林計約95ヘクタールで、15区画(約31ヘクタール)の造成工事が行われる。
橋本市が発注し、大豊・合同・奈和特定建設工事共同企業体(大豊建設、合同興業、奈和建設)が施工する。契約金額は約36億2762万円。
南海電鉄は平成7年(1995)、同北部地域一帯で住宅開発(土地区画整理事業)を開始したが、バブル崩壊後の低迷で同19年(2007)に凍結、山林状態のままとなっていた。
橋本市=木下善之(きのした・よとゆき)当時市長=は平成17年(2005)度から、経済活性化と雇用促進を目指して、企業団地「紀北エコヒルズ」を開発。
進出協定済みの45社のうち、36社が操業中という県内1の取り組みぶり。すでに用地90パーセント売却済みのため、新工業団地の開発を決めた。
この日の「安全祈願祭」は、特定建設工事共同企業体が主催。地元の隅田八幡神社の寺本嘉幸(てらもと・よしゆき)宮司と佳文(よしふみ)禰宜(ねぎ)が登壇。
修祓(しゅうばつ)・祝詞(のりと)奏上などを行い、行政、地元代表、南海電鉄、共同企業体代表らが、玉串を奉奠(ほうてん)した。
挨拶に立った平木市長は「3年後にはコロナ禍も落ち着き、グッドタイミングで販売できる。第2開発も進めたい」と希望を述べ、土井裕美子(どい・ゆみこ)市議会議長も「この企業誘致は、大変評価されている。皆様ご寛容に、工事を見守ってください」と話した。
大豊建設大阪支店の益田浩史(ますだ・ひろし)支店長(執行役員)は、「意義ある事業に参画できて光栄の極み。最新技術と叡智を結集したい」と強調。
地元・奈和建設の乾芳之(いぬい・よしゆき)社長は「とくに郷土発展に重要な仕事であり、関係者と共に全力で取り組みたい」と話していた。
写真(上)は祝詞を奏上する寺本嘉幸宮司=手前は佳文・禰宜。写真(中)は大雨のテント内で挨拶する平木市長。写真(下)はあやの台北部工業団地の完成イメージ図を紹介する看板=背後は造成地域の山林。


更新日:2020年7月7日 火曜日 00:00

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