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ぎょぎょ!初午に魚まき~橋本・300人超が大歓声

餅(もち)まきではなく、魚(さかな)まきという、珍しい「厄除け行事」が、旧・初午(はつうま)の3月10日、和歌山県橋本市賢堂1114の1、奈和建設=乾芳之(いぬい・よしゆき)社長=で行われ、市内外から集まった300人超の人々を喜ばせた。
この日、用意されたのは、鯖(さば=体長約40センチ)50匹、秋刀魚さんま=同30センチ)40匹をはじめ、菓子パン300個、食パン150個のほか、紅白の餅、うどん玉、コンニャク、天ぷらなど盛り沢山。
ちょうど春雨のやんだ午後4時頃、同社南側のガレージの屋根に、乾社長・喜代美(きよみ)さん夫婦と長男、二男、さらに長女の比都美(ひとみ)さんと夫で会社社長の上村太樹(たいき)さん、長女・紗有美(さゆみ)ちゃんらが登場。
乾社長が「子供さんは拾いやすい一番前に来てね」とやさしく声をかけ、全員そろって空高く餅まきを開始。まだ3歳の紗有美ちゃんも、父に見守られながら、菓子パンなどを投げると、地上から「かわいい、こっちへも投げて」と大喜び。
最後に乾社長が、喜代美さんから新鮮な鯖や秋刀魚を2、3匹ずつ受け取り、遠くへは力強く、近くへはゆるく、直球または放物線を描くと、参加者らは元気よくキャッチして、大歓声を上げていた。
乾社長は最初の挨拶で「この行事は今年で18回目になります。お陰さまで仕事は順調です」と感謝し、「11日は東日本大震災から8年、犠牲者のご冥福と被災地の復興を祈ります。私たちも南海トラフ大地震が心配ですが、万が一の際は、人命財産を守るために全力を尽くします」と誓った。
乾社長が会長を務める「橋本市建設協会」(35社)は、平成29年(2017)の大型台風・被災地の応援復旧にボランティア活動。同市=平木哲朗(ひらき・てつろう)市長=から感謝状を受けている。
来年の旧・初午の「魚まき・餅まき」の問い合わせは同社(0736・32・3733)へ。
写真(上、中)は「餅まき」ならぬ「魚まき」をする乾社長ら。写真(下)は用意された沢山の魚やお菓子などの品々と乾社長の家族と社員ら。


更新日:2019年3月11日 月曜日 00:00

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