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「くにぎ広場」改装・営業再開♪飲食や展望も楽しく
はたごんぼ(畑牛蒡)販売などで名高い、和歌山県橋本市南馬場の高台にある、産直市場「くにぎ広場」は、新型コロナウイルス感染防止のため休業していたが6月上旬、1か月半ぶりに店舗をリニューアルして営業再開し、訪れる行楽・買い物客を喜ばせている。
同市場は平成27年(2015)4月、地元農家などでつくる「くにぎ広場・農産物直売交流施設組合」が、総事業費約1031万円(県・市・組合各3分の1)で開設オープンした。
名物「はたごんぼ」は、江戸時代から近くの国城山の山腹で栽培され、昭和初期に途絶えていたが、約11年前、地元有志が復活栽培した。
同組合は「太くて長く、柔らかくて香りのいい〝はたごんぼ〟をはじめ、地元の新鮮野菜を味わってもらおう」と同市場を開設。農家有志がはたごんぼを栽培し、主婦らが「はたごんぼ寿司」づくりなどを担当・販売してきた。
今回は、休業期間中を活用して、店舗をリニューアル。表の販売所を店舗内に移し、飲食スペース(10数人)も新設。はたごんぼや季節野菜を、楽しく選べるように並べるとともに、「はたごんぼ入りカレー」や「はたごんぼ天ぷら入りうどん」なども味わってもらうことにした。
一方、店舗北側には、ゆったり休憩できるテーブルや丸太椅子などを設置。葛城・金剛山系や紀の川流域の町並みが一望できる。
「くにぎ広場」は、世界遺産・高野山の参拝・観光にも便利な、広域農道「紀の川フルーツライン」沿いで、とくに土曜、日曜日は多くの車やオートバイで立ち寄っており、岡本進(おかもと・すすむ)組合長は「みなさん、お店がとても良くなったと、励ましてくれます」と感謝していた。
写真(上)はリニューアルされた「くにぎ広場」のはたごんぼ売り場。写真(中)は山河風景の展望場所に設けられたテーブルや丸太椅子。写真(下)は紀の川フルーツライン沿いにある「くにぎ広場」。