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天井画・地蔵昇龍が人気♡鬼の舞の九度山・地蔵寺

和歌山県九度山町椎出の椎出厳島(しいでいつくしま)神社別当寺・高野山真言宗・地蔵寺で、奉納・天井画「地蔵昇龍」が、参拝・観光客に親しまれており、同寺は〝地蔵昇龍〟の絵葉書を贈呈して人々の安寧を祈っている。
この「地蔵昇龍」は3・6メートル四方の彫板画(ちょうはんが)で、眼光鋭い昇龍が珠玉をつかみ、万民を幸せにする地蔵尊を頭上に乗せて、天上を駆けめぐる情景を表現。その縁を高野山・大塔の遠景や金剛・胎蔵界・曼荼羅(こんごう・たいぞうかい・まんだら)を表した、県伝統的工芸品・紀州高野組子細工で飾っている。
彫板画の創始者・田村茂(たむら・しげる)さんと紀州高野組子細工師・池田秀峯(いけだ・しゅうほう)さんが製作して、平成28年(2016)1月に同寺へ奉納した。
同寺は南海高野線・高野下駅そばの高台にあり、毎年8月に天災や悪疫の退散、五穀豊穣を祈る「椎出 鬼の舞」で名高い。
高野下駅の新しい駅舎ホテルを利用する旅人や、同駅近くの槇尾道を高野山へ登る参詣者らが、ほとんど同寺に参拝。畳に仰向けになって、天井画に見入り、丁寧に手を合わせている。
同寺では、参詣者に地蔵昇龍を印刷した絵葉書を贈呈。塩谷光隆(しおたに・こうりゅう)住職は「とくに今は疫病退散を願い、皆様のご健康をお祈りしています」と話している。
写真(上)は天井画「地蔵昇龍」の奉納・開眼法要風景=手前は椎出鬼の舞保存会会長・河合達哉(かわい・たつや)さん、向こうは塩谷住職。写真(中)は奉納・開眼法要に出席した前列右から池田さん、田村さんら参列者の方々。写真(下)は参詣者に贈呈している地蔵昇龍の絵葉書。


更新日:2020年6月8日 月曜日 00:00

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