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コーヒーにハート絵♪自然豊か八坂神社であぁうまい

戦国武将・真田幸村ゆかりの和歌山県九度山町から、弘法大師・空海が開創した高野山にかけての、南海高野線・九度山駅~高野山駅間の計7駅周辺で、6月24日、歴史・文化・自然とともに逸品のコーヒーを味わう「ジャパンコーヒーフェスティバル イン紀伊2017」(同実行委員会主催)が開かれた。
この日、紀伊細川駅近くの素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀る、神仏習合の八坂神社=山中喜代美(やまなか・きよみ)宮司=では、大阪府枚方市東田宮1の14の5の「ラフィネ カフェ」=豊田啓(とよた・あきら)店長=など、近畿地方の個性豊かなコーヒー店が、綺麗なテント張りで出店した。
「ラフィネ カフェ」では、豊田店長が紙カップに注いだコーヒー表面に、巧妙にラテアート。細かく泡立てたミルクで、「愛」が伝わるように、ハート模様を描いて差し出す。
次々やってくる家族連れや若いカップルらは、高野山系の山々の緑と、歴史的な神社の静けさの中で、そのハート模様に心癒されながら、コーヒーを味わっていた。
同神社の御由緒(ごゆいしょ)によると、疫病が大流行した弘仁年間(810~823)、修行中の弘法大師・空海が来訪。「病気除け」「農耕の神」「歌詠みの神」として素戔嗚尊を祀ったのが始まり。
はるばる枚方市から出店した豊田店長は、「こんな素敵な場所で、多くの人たちに、仲良くコーヒーを味わってほしかった」と話せば、ちいさな子供を抱いた奥さんも、相槌を打つようにニッコリ。
大阪府大阪狭山市から妻子と共に訪れた会社員の谷田和也(たにだ・かずや)さんは、「自然の中でのコーヒーは最高です」と絶賛。公務員の明賀愛理(みょうが・あいり)さんと畑早織(はた・さおり)さんも「八坂神社でのラテアートコーヒーはうれしい」と、笑顔を見せていた。
一方、九度山駅近くの会場である通称「真田のみち」(九度山商店街)沿いの会場では、「幸村の里」アピールに貢献して知事賞&観光功労者表彰を受けた「紀州九度山手作甲冑真田隊」の梅本修平(うめもと・しゅうへい)・西辻香(にしつじ・かおり)正副隊長らが登場、勇壮な甲冑姿で観光客を喜ばせていた。
この「ジャパンコーヒーフェスティバル イン紀伊2017」は、24(土)、25(日)両日の午前7時~午後4時、南海高野線・九度山駅~高野山駅の計8駅周辺で開催予定。但し25日は荒天に見舞われそうなため、とくに出店が危ぶまれる極楽橋駅周辺については、24日からすでに中止となっている。
問い合わせは一般社団法人日本コーヒーフェスティバル実行委員会(大阪市北区天神橋5の3の5=電話06・6809・1089)へ。
写真(上)は「ラフィネ カフェ」のラテアートコーヒーをいただく谷田さん夫妻。写真(中)はコーヒーのいい香りにうっとりにっこりの明賀さんと畑さん。写真(下)はおいしいコーヒーづくりに懸命の豊田店長=手前。


更新日:2017年6月25日 日曜日 00:00

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